ワインの購入を検討されているお客様にお知らせいたします
当店のワインに対する考え方
 ワインは非常にデリケートな商品であります。 そして神秘的な要素を多く含む商品です。 この神秘的な要素に惹かれて、ワインの虜になられるお客様が多いのも事実です。 実は私もその一人であります。 商売でもありますので、過去多くのワインを飲む機会に恵まれました。 その度に感動・期待そして失望を繰り返してきました。 アンリ・ジャイエ、ポンソ、リニエ、DRC、CH.ラフィット・ロートシルト、トロタノワetcには「生きてて良かった^^」と感動させていただきました。 逆にペトリュス、マルゴーetcには時に失望させられました。 つまりワインには、価格に比例しない不確定要素も多く含んでいると言うことです。 ワイン談義をしていても、同じワインで見解が180度違うこともある始末です。 色々な原因で、ボトル差が多々存在するようです。 
 そんな経験から、ワインは「宝くじ」を買う気持ちでご購入頂きたいのです。 特に古いヴィンテージ物は難しいです。 当店としては、完璧ではありませんが保存には気を配っております。  輸入元にも、信頼の置ける所とお付き合いしています。 しかし、中身を全て確認することは不可能です。 「ブショネ」「少しの液漏れ」は、キャップシールを剥がすか、飲まなければ解りません。 また多少の液漏れなどは、ワイン自体への影響は僅かと私は考えております。 こう書きますと「花井屋は平気で液漏れワインを売る」と誤解されそうで怖いですが、フランスの生産者などに聞いた話では、「温度」「液漏れ」は大きな問題ではなく、「振動」が最も問題だと話してくれました。  フィリップ・パカレも液漏れに関しては、重要視していません。 日本では、コレクション的な感覚が強く、ラベルを大事にされます。 私もそんな日本人の一人ですので、生産者の感覚にはギャップを覚えますが、瓶にワインを詰めてコルクで蓋をしただけの物ですから、漏れるのも致し方ありません。 ましてやコルク不足で、不良コルクでも使用されているのが現状です

 ワインは高価なアルコール飲料ですから、「失敗したくない」と考えるのは当然ですが、栓を開けるまで何が起こるかわからないと言う「サプライズ」もお楽しみ下さいませ。 ワインは農産物です。 西瓜もメロンも実際ナイフを入れて食べてみないと分かりません。 そんな感覚でお楽しみ頂けると、いまいちのワインも美味しく感じますよ。 特に大当たりのワインに出会えたときには、感激も倍増します。 不味いCH.ラフィット・ロートシルトに巡り合えたなら、貴重な経験が出来たと逆に自慢に思って下さい(笑) テレビで御馴染みの江川卓さんも、大事にフランスから持ち帰ったロマネ・コンテが「酢」になっていて「激怒とショックで かーっと頭に血が昇った」らしいのですが、居合わせたソムリエの皆さんに「非常に貴重な経験が出来て良かった」と「ロマネ・コンテのバルサミコなんてこの先誰も経験できない」と穏やかに諭されてからは、ワインに対する接し方が変わり、よりワインを楽しむことが出来るようになったそうです。(江川卓著 夢ワイン参照)
 私は何時もワインの栓を抜いて、香りを確かめる時が最もドキドキします。 素晴らしいワインに出会えたら、非常にラッキーだと感じております。 くれぐれもワインは、全て同一企画の工業製品ではないことをご承知願います

 ワインを購入に当たって、色々のご質問も有るかと存じます。 外見から解る状態については、お答えいたしますのでご質問をメールにてお寄せくださいませ。  
自然派ワインについて
 近年では「自然派(ヴァン・ナチュール)」と呼ばれる生産者たちが、SO2(酸化防止剤)の使用を極端に控えたワインを世に送り出しており、今後10年ほど先にどのように変化するかも未知数です。 10年後は熟成して美味しく飲めるか? それとも劣化しているか? 販売する当店としてもびくびくしています。 と言うのも誰も責任を取らないためです。  海外の生産者は、自国以外でのトラブルには「毒でも混入しない限り」無関心です。 実は この自然派のワインを最も愛飲しているのが日本だと思います。 ワイン大量消費国のアメリカでの人気は、今ひとつです。 日本は、この自然派ワインに果敢にチャレンジしている国民と言えます。 特に安いワインではないので、リスクは高いですが「ピュア」感覚が、和のテーストにマッチしているのでしょう。 どう育つか見守る親の感覚で、見つめていきたいですね。 成功すれば(たぶん成功すると思います)、日本のワイン愛好家のセラー内はお宝で一杯ですね(笑)